ゆるゆるてくてくこつこつ

中学受験の反省とゆるゆるの日々の記録。いまいち理解できない男子を、1歩離れたところから見守りたいと思いつつ。

昔々の、怖いというか不思議な体験

お題「みんなが経験した怖い話」

 

母もホラーは嫌いではなく、昔は怖い映画を観に行ったりもしたけれど、「ブレアウィッチ・プロジェクト」を観てから一切ホラーは観なくなりました。(スプラッターやゾンビ系は平気。)怖い本やTV番組も観ないようにしています。

恐怖とは違う理由で号泣したことはある

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お題の「怖い話」ではないけれど不思議だった話

今日、息子は夏休みでウキウキ外泊、夫は飲み会で遅い。1人なのであまり怖い話を思い出したり観たりしたくはないですが、これは怖いというより不思議な話です。

その時は怖かったけれど。
※因みに母は霊感はまったくありません。

 

 

私は奈良が好きで、昔はよく一人旅をしました

と言っても詳しくって奈良のことならなんでも知っていると言うことはなく、ただただぶらぶら歩きまわるだけ。

奈良に1人で出かけると言ったら、大学時代の友達が一緒に行こうと言ってきたんですね。いつもはホテルに1人で泊まるんですが、せっかくなので、その時は猿沢池の近くの民宿を予約したんです。8月でした。

猿沢池:小さな池ですが興福寺の五重塔の影が映る風情のある池です。カメがいっぱいいました。今もそうだと思います。

 

古い民宿に泊まる

行ってみるととっっても古い民宿でした。でも掃除が行き届いていて清潔な宿だったと思います。

通された2階の部屋は2人で使うにはとても広く、隣の部屋はふすま一枚で隔てられていて、子供を連れた家族が泊まっているようでした。

母たちの部屋は和室で床の間があり、掛け軸がかかっていました。絵は覚えていません。天袋(部屋の上部にある小さいふすま付きの棚みたいな?)があり、開けてみると古い金属製の急須が入っていました。使われてなかったと思います。


LIXIL様よりお借りしました

☝こんな感じですが、正直もっと古~く広い感じです。

夕食は近くで柿の葉寿司のお店に入り、済ませていました。

 

早めに布団に入ったけれど眠れない

1日歩き回ってもう疲れて疲れて、真夏の暑い時期ですから早めに布団に入ったんですね。でもムシムシして眠れないんです。

なんだかどんどんどんどん暑くなってくるんですよ。熱気が上から塊で少しずつ降りてくるというか。

2人とも暑いし気分悪いし。

「暑い・・・。」「暑いね・・・。」って小声で言ってたら、掛け軸の方から突然大きな音がしたんです。

『ばしーっ!』

紙を棒でたたくような音でした。誰かが掛け軸を長い棒で叩いたのかなと思ったんです。

びっくりして二人で「わあ!」だの「ひゃあ!」だの悲鳴を上げて飛び起きたんですが、もちろん誰もいないし、大声を上げたけれど隣の家族連れが起きた様子もありませんでした。

 

怖くて、2人で顔を見合わせてじっとしていました

でも、その音がした後、ムシムシした熱気がすーっと無くなって、急に涼しくなり、そのまま朝までぐっすり眠ってしまいました。

ただそれだけ。

その日がお盆だったということが関係するのかどうかはわかりません。その部屋に何か曰くがあるのかとかも聞くわけにもいかないし。隣の家族連れが本当にいたのかどうかもわかりません。

 

唯一の不思議な夏の体験

それが母の唯一の不思議な体験ですね。夏になると心霊写真特集をやっていた子供の時よりも、ずっと怖がりになったので、こういう体験はしたくないです。

因みに息子にこの話をしたところ、あらまあ、と言う感じでした。